![]() ![]() 卒業制作展の会場に行く途中、学内のカフェの側で群馬のリサイクル会社が回収したり不要になったパーツや部品を素材として“量り売り”していたので立ち寄ってみた。こども寺子屋の材料にしたらきっとおもしろいことができそうに思い、一時間近くも道草をすることに。結局、随分買ってしまったけど、こども達といろんな実験の楽しみが出来た。/seiken工作所* ▲
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| 2012-02-29 12:31
![]() 工作所と自転車で北白川にある京都造形芸術大学へ。一昨年、「工房体験インターンシップ」として受け入れた3年生6人がこの春卒業。それから、大学と同時にグラフィック工芸コースに3年間通ってくれた3期生の秋岡さんも大学院を卒業することになり、7人の卒業制作を見に行って来ました。画像で紹介できないのが残念ですが、ひとりひとりそれぞれらしいカタチにがんばったねとエール。 *卒業制作展は3月4日(日)まで、北白川にある同大学で。 ▲
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| 2012-02-29 12:30
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 先日のNEWSで報告したトマトの種がこんな風に育っています。 モーネの園芸部顧問のところで育てられている様子の画像が送られてきました。最初の種の画像がバレンタインデーで、その後発芽、葉が2枚開いているのが9日後の様子です。これから葉が3枚になって徐々にトマトらしくなってゆくそうですが、屋上菜園での栽培はもう少し暖かくなってからになるようです。トマトを種から育てるのは初めてなので、今はこどもの時の理科の観察気分で楽しんでいます。/seiken工作所* ▲
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| 2012-02-28 12:30
![]() 2月23日の「富士山の日」をはさんで3日間、父と母と3度目の富士山の旅に行ってきました。 父は、1月の「切り紙」展で大きな喜びを感じてくれたけど、体力の方が弱ってきて、辛そうにしているのを見ていると、今回は無理かもと予約を取りやめようと思ったが、今回の旅は最後まで一度も「行かん」とは言わなかったので、旅を実行することに。車椅子の母と杖を突きながらやっとの父との旅。迎えに来てくれた介護タクシーの女性ドライバーのOさんは、去年は産休だったので二年振りだったが、私たちのことを覚えていてくださって、もう一度会えたことをすごく喜んでくださった。いろいろ集めてくださった富士山の情報や滞在中のお菓子を差し入れてくださったり、あたたかく迎えてくださった。 ![]() ![]() ホテルの奥さまが出迎えてくださって、少しでもいい思い出を作ってほしいからとベッドからは河口湖が、浴槽からは富士山が見える部屋を用意していただいた。この富士レークホテルは、介護の度合いによっていろんなものを借りることが出来るので、母には温泉に入ることはできなくても座って温泉のお湯がかけられるシャワー椅子を、体力の落ちた父には浴槽に手すりを取り付けていただいた。 ![]() 1日目は曇りで富士山は見えず、夜から雨が降って翌朝も富士山は見えなかった。 ![]() 朝食の時、妹のお皿のパイナップルがちいさな富士山に見えて、「あっ、富士山」と言いながら記念撮影したら、父と母が笑ってくれた。 ![]() 父が部屋で休んでいる間、お土産を買うためにホテルの売店に行ったら、そこで切り紙の本を見つけてびっくりした。売店の方が「井上さんですか? 本を読ませていただきましたよ」と声を掛けてくださった。伺うと奥様が仕入れてくださり、POPは売り場のその方が作ってくださったそうだ。電話で奥様と何度か宿泊のやりとりをさせていただいたが、このことは一切聞いていなかったのでうれしくて、父が見たらどんなに力を頂けるかと思った。 ![]() 2日目、2月23日「富士山の日」、前日からの天気は午後になって裾野の雲が少しずつ富士山の頂上に集まって、最後は白い生クリームをのせた富士山になった。 ![]() 今回の旅で実行しようと思っていた宿題があった。父には売店のことも話しながら「うちの家族は顔の記念撮影はあんまり似合わないし、富士山で記念撮影しない?!」と声をかけた。「お父さん。お母さんとちーちゃん(妹)の先生になってよ」と言いながら父を見たら、ソファにもたれたまま無関心の様子。母には「お母さんも富士山を切ってくれたら、4度目の富士山の旅が近くなるからね」と誘ってみた。 ![]() ![]() 母にとっては富士山の旅が大きな生き甲斐なのでうなずいてすぐ紙を切り出した。母はエプロンを縫製する仕事を長い間していたので新聞紙を机に置いて切り始めた。それを見て、母は布の人なんだと気付く。 ![]() 「お母さん、今日は雨だし、富士山に雨降らさへん?」と言ったら、ペンで描き始めたのだが頂上にだけ雨を描いた。「お母さん、頂上だけ雨が降るなんて素敵やね」と言うと笑ってくれた。 ![]() 母と妹と私、女3人が切り紙で盛り上がってきたら、父は無言で体を起こし、おもむろに新聞の日付を切り出した。無関心のようにしてたけど、父は絶対切ると思ってたので、心の中で私の勝ちだと思った。 ![]() 母の富士山。雨の線が個性だと思う。 ![]() 父の富士山。「切り紙」本の裏表紙と見比べると富士山の雪の切り込みが魚のヒレのように随分細かくなっている。魚の切り紙でかなりテクニックを磨いたようで、ちょっと苦笑した。 父を連れて売店に行った時に、気付かれないようにこのはがきを本の横に置いておくことにした。 ![]() 河口湖を背景に4人の“富士山”で記念撮影。左端は私が作ったホテルの箸袋を切った富士山。2枚目は妹が父の太陽を真似て月の富士山。 ![]() 父は疲れたのかベッドに横になったので、母に「お礼状を出したいから富士山をあと4枚作ってね」とリクエストに、素直に切ってくれたかわいい富士山。母らしいなぁと思ったのは、雪の部分をわざわざ切らず、白の切り替えがある新聞の部分を使って切ったところ。母に「どれが好き?」と聞くと、やっぱりその富士山だった。宿題のほかにもうひとつ実行したかった旅先でのトランプゲーム。4人で始めた“ババ抜き”は、最後に父と妹の対決になって、結局父が負けてしまったのは予想外の展開。 ![]() 富士山の日の夜、河口湖には花火が上がった。いつもなら夕方6時過ぎには寝てしまう父も、この日は9時まで起きて花火を鑑賞。車椅子の母と歩けない父が楽しめるようにと用意していただいた花火がよく見える部屋から、母は涙を流しながら、父もじっと湖に映る花火を見つめていた。 ![]() 3日目、帰る日の朝、後は曇が広がっているのに富士山はハッキリ見えて、1枚の絵のようだった。 ![]() ホテルを出る前にもう一度売店に寄ったら、昨日こっそりと置いたはがきが額に入っていた。さすがに父も照れ笑い。うれしそう。奥様にお礼をいうと「昨日、はがきを見つけて大喜びしてたんです。お父様の原画を頂けるなんて」と言ってくださった。実はスタッフの方に富士山の日の朝刊は多目に部屋に入れておいてと頼んでくれたいたことも笑顔で明かしてくださったが、気付かなかった数々の心配りがありりがたかった。 ![]() 滞在中、スタッフの方みなさんから「本を読みました」と言ってくださり、父はその都度はにかんでうれしそうだった。大きなホテルなのに、みなさんで私たち家族を応援してくださっていることに何度も涙が溢れた三日間だった。本当のホスピタリティとは、こういうことなんだと思う。心からの持てなしをたくさん頂けて、富士山が見えたか見えなかったかということ以上にもっと大きな富士山を心に届けていただいたと心から感謝した。 帰りもお世話になった介護タクシーのOさんから「今回のお父さんの旅の感想は何でした?」と聞かれた。同じことをきっとモーネのみんなにも聞かれるなと帰りの新幹線で二人に尋ねてみた。母はすぐに「最高!」と笑顔で答えてくれたが、父は何も言わず前を向いたままだった。かなりしつこく聞いても目をつぶって何も言わない。何度も顔を近づけて質問してもダメで、今回は私が根負けして引き下がった。 実家に帰って夕食の準備をしていた時、父は新聞の全面広告面に水色を見つけて切り取り、母もはさみで富士山を切る練習だと広告を切り始めたので驚いた。かなり疲れたはずなのに、家に帰ってすぐに紙に向かったことは父もきっとよかったと思ってると思うことにした。 翌日、父の感想のことばを工作所が聞き出した。父からの電話に出たので「富士山の旅はどうでしたか?」と尋ねた工作所に「良かった」と言ったそうだ。お父さん、三日間、四苦八苦でヨレヨレだったんだから素直に言ってよね~ほんとうに。いつものことながら、あのあまのじゃくの父が「良かった」と口にしたのは初めて。お世話になったホテルへのお礼状は、父のこの言葉を伝えることにした。 富士山はやっぱり大きなチカラを持っていると思った。 ▲
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| 2012-02-27 12:30
![]() 頼んでいたタグがコンピスのショップに届きました。ハンマーで何度も叩いた跡がいい表情のちいさな真鍮のタグです。これを作ってくれたRap Rapさんは、昨年暮れの「箱市」に出展してくださった鍛金(たんきん)の作家さん。(本人は職人の方が近いかもと言ってますが…)その時に出展してくださったカトラリー類の中に混じってこのタグを発見して、モーネのポストカードとかの紙ものにも似合うと思い追加で作ってもらいました。いろんな実験のようなもの作りにも興味を示してくださって、これからおもしろいつながりができるといいなと思っています。 3月はあちこちの手づくり市に出展されるそうなので、どこかでRap Rapさんの作品にお目にかかれるかも。/seiken工作所* ▲
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| 2012-02-26 12:30
![]() 2期生の吉川さんが昨年の「もの作り」展で作ってくれた「植物便り」、1年分12枚買うと季節の植物が描かれたはがきが毎月届く少し変ったルールの作品。30人くらいの人が頼んでくれて、私もその1人。毎月届くなんて素敵だなぁと思っていたけれど、実際に届くはがきの絵と宛名面の植物の解説がとても豊かで、ちょっと物知りになれて、小学生に戻ったみたいに道端の植物をじっと見るようになった。もう少しで1年になるが、このまま続いてほしいと思って、引き続きもう1年という宿題を出してみたら、やってみたいといううれしい返事がきた。今年は、体調を崩している友人ににも送ってあげたいと思う。一枚の植物画が届けてくれるあたたかさは思いもよらなく大きいと思う。 吉川さんの「植物便り」はコンピスで3月末まで予約を受け付けます。届くのは4月から。 *追記 「植物便り」の申込みはコンピスだけでしょうかというお問い合せをいただきました。 1組3,675円(税込)で、4月から1年間毎月お届けしてくれます。 ご希望の方がいらっしゃいましたら、メールまたはファックスでもお申し込み、お問い合せを受付けていますのでお知らせください。 ファックス : 075-821-3477 メール : maane-contact@maane-moon.com ①お名前、②ご住所、③電話番号 を記載してお申し込み、お問い合せ願います。 *お申し込みご本人以外の方へお送りされる場合は、お届け先の方のお名前とご住所も一緒にお知らせください ![]() その吉川さんが、グラフィック工芸コースの「ろ」組と「は」組、卒業してからの2年半、ずっと描き続けた植物記録が、筑摩書房から来週発売になる「100歳まで元気にすごす漢方読本」の挿画に使われました。本の為に描いたものでなくて、彼女が毎日見つめて来た想いが絵の背景から感じられて、「漢方」の本に添えられるとほんとうに似合っています。内容もいいので、コンピスでも販売する予定。 ▲
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| 2012-02-24 12:30
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| 2012-02-23 22:30
![]() 昨年2月以来、三たび富士山の旅に。今回もお世話になるのは河口湖にある富士レークホテルさん。予約の時に、2月23日は223で“ふじさん”の日だと知ってこの日にしたが、朝から雨が降っていて富士山は見ることができずにいたら、ホテルの奥さまが富士山の写真を部屋に届けてくださった。毎年お世話になっているので送らせていただいた「切り紙」本に刺激を受けて元旦から撮り続けている2ヶ月間のいろんな表情の富士山。本当の富士山は見られなかったけど、今年は人の想いの富士山かも。 ▲
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| 2012-02-23 12:31
![]() 広島から寺子屋に通う「い」組の中ちゃんから、父にと『瀬戸内海のさかな』という専門書が届いた。その本は書店では売られてないもので、本を作られた方に頼んでくれて、この本の目的もちゃんと伝えてもらうことを条件に父の為にと特別に分けてくださったそうだ。 図鑑には、全てのページに横向きの魚の写真と名前が載っていた。しかも父が育った四国のすぐ近くの瀬戸内海の魚たちばかり。ページをめくりながら、「ほとんど、最初の本に載っとる」と言いながらもじーっと眺めていた。 この本を贈ってもらって思い付いたことがある。1月にコンピスで開催した「切り紙」展は、これからいろんな場所に旅したいと思ってる。それで、全国どこに行っても近郊の海や川の魚を父に切ってもらうのもおもしろいかなと。まず、6月に予定している滋賀県での「切り紙」展までに「琵琶湖の魚」を切ってもらおう。 ▲
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| 2012-02-23 12:30
![]() *画像は高田ケラー有子のFacebookから 大学時代の友人でデンマーク在住の造形作家高田ケラー有子が15,000個のペーパーペタルで制作した「ロマンティック・ペタル・ゲート」と名付けられた作品が銀座のBVLGARIで展示されています。画像は通りに面したショーウインドウの作品ですが、実際に見たらどんなに美しいんだろうなぁ…。 お店の3Fの天井にも作品があるそうです。3月25日まで展示されていますので、銀座に行かれたら是非ぜひ見てください。 > Yukoの作品 ▲
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| 2012-02-22 12:30
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