高知・白菊園病院でのワークショップ
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高知の白菊園病院でのワークショップで四国に行く途中に香川にも立ち寄った。
雨模様の一日、雨の止んだ善通寺は人が少なくて、大楠さんを静かに見に行けた。
来年1月頃に出来る病院の本といつかの瀬戸内モーネをよろしくお願いしますと。

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“いつかの場所”から瀬戸内の海と島がどんな風に見えるか、そんな現実を無視したドライブはたのしい。

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翌日、高知は快晴。
どこまでも続く太平洋が目の前に広がる「白菊園病院」のロケーションにノックアウト。
今回のワークショップは、以前から高知でモーネの発信を繋いでくれている松田雅子さんが、病院の50周年の記念誌を手がけられたことがきっかけで実現することに。
ここは、一般の病院と高齢者施設が併設されていて、高知県では一番最初にリハビリに力を入れたセクションを設けられた病院だと伺った。
理事長さんご夫妻はじめ病院のみなさんがあたたかく出迎えてくださり、モーネの本や活動もよく知ってくださっていてほんとうに感動した。

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この病院には「制作室」と名付けられたホスピタルアートのセクションがあって、16才から看護師として働いておられた岡本室長さんが “病院を温かにする空間のもの作り”を長く続けておられて、お目にかかった時に「私は、もし落ちても大丈夫なように軽い物しか作りません。それとできるだけ身近にあるものを利用して。」と言われた言葉に、患者さんを想う看護師さんのもの作りの心にまた感動した。
パンチ穴をあけた荷造り用のバンド2色を組み合わせて作ったボール。
まるで芸大のリユースの課題みたいで、岡本室長のデザインの感性にもひかれた。

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「もの作りの作業中にボンドを拭いたティッシュをゴミ箱に捨てた時に思いついたのよ」と、トイレットペーパーをねじって生クリームにしたケーキ。
スポンジ部分も発泡スチロールを使っているからほんとうに軽い。
患者さんの誕生日に、ちょこっと側に置いてあげてますと、笑顔の室長。
病院の長い廊下の壁面も室長さんの作品で模様替えされてると伺って、日本のホスピタルアートがここにあることにも感動。

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午後から「病院内のやさしい対話の工夫」と題したモーネのスライドトークとワークショップ。
病院の看護師さんや職員さん以外に、他の病院で働く看護師さんやヘルパーさんも参加してくださり、誰でも参加できるようにされている志がすばらしいと思った。
40名あまりの方々との「新聞切り紙」のワークショップは、それぞれの現場で実践できる目線で伝えた。

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職員さんたちもみんなすごくいい笑顔で、元気だということが切り紙に溢れていた。
作った作品は、太平洋を背景にして。

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作った切り紙をカレンダーの台紙に貼って、みんなで記念撮影。
ワークショップが終わって慌ただしく片付けをして車に乗り込んだ。
理事長さんご夫妻、岡本室長さん、職員さんも、みなさんが玄関に並んでずっと見送ってくださり泣きそうになった。
ふと、以前も同じような気持ちになったことがあったなぁと、10年ほど前にデンマークの小学校でのワークショップを思い出した。
最初に挨拶にいった職員室で、私たちにコーヒーを淹れてくださったのが校長先生だったこと。それから、ワークショップが終わり教室から消えてしまった子供たちが、学校の門の所で並んで見送ってくれたあの時と同じだ。
そんなことを思い返しながら、何年かぶりの高知滞在でお腹も心も満たされて京都に戻りました。
お休みにも関わらず、お手伝いくださったりいろいろと準備をくださった白菊園病院のみなさんほんとうにありがとうございました。








by maane-news | 2016-07-01 12:30
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