病院のもの作り展
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シルバーウィークの初日から始まった「病院のもの作り」の提案展。私がこんなに長くギャラリーに居るのは8年前にコンピスがが始まってから初めてかもしれない。
今回の展示は、仕事として関わった病院のことと個人的な工夫を写真と言葉でも展示している。

入院するとどんな物にもマジックペンで名前を書かないといけない。
大きく名前が書かれた“非日常”の生活用品は好きでないから、それなら名前と一緒に家族の似顔絵や「いつも一緒にいるよ〜」って吹き出しでことばを書いたこと。
病室で一人の時、目を開けたら家族が側にいると心で感じてもらえるように家族の写真をプリントしたTシャツを病室のカーテンレールに吊るしたこと。
この展の準備で親が入院している時に撮った写真を整理していて、写真の父はもう病気がなおる見込みが無い時だったのに、そんな時にシャッターを切れたんだと今更ながら自分でもびっくりしたけど、展に来てくださった多くの方に共感してもらえたことや写真と共に添えた言葉を見て涙してくださった方もいらして、いろんなことがあった病院の出来事や工夫の記録を続けていてよかったと思えた。

大切な人が病気になった時に何ができるかを考えたちいさな提案の展示です。
今週末、9月26日(土)まで開催していますので、お越しいただけたらうれしいです。








by maane-news | 2015-09-23 12:30
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