課外授業/住居学をまなぶ
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台風接近中の3連休の中日、住居学の専門家で教育学者の田中恒子さんのご自宅へ。
きっかけは6月に開催したクボユミの『モーネの旅する図書室』の展示の時、毎回コンピスの展示をおもしろがってくださる田中恒子さん(毎回、風のように現れては去って行かれるのでお目にかかってもあいさつ程度しかお話できないのだが)と長い時間お話をすることが出来、いつか講義を聞きたかったんですとつぶやいたことがきっかけで、その場にいた生徒やこまっちゃん、工作所とこの日実際に住まいを見せていただき、お話を聞かせていただいた、モーネを飛び出しての課外授業の日。「ようこそぉ〜」といつもと同じの恒子さんの笑顔。七福神みたいと一緒に参加したウメちゃんの一言に納得。

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「靴を脱ぐ前に庭を見てね〜」とお庭とアートの作品を見せていただく。現代美術のコレクターでもある恒子さんは、これまで1000点以上もの作品(芸大で同級生だったデンマークのゆうこや今村源さんの作品もあるそう。)を収集して、それらを飾られたご自宅を「田中恒子美術館」と書かれた看板が玄関に付けられているほど。集められた作品のほとんどは数年前に和歌山県立近代美術館へ寄贈されたので自宅には少しだけ残ってると言われただが、お庭のほかにも家のあちこちに作品があって、まるで海外の作家の家を訪れたときと同じ感覚になった。

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作品をひとつずつ解説してくださる恒子さんの話にみんな真剣に耳を傾ける。恒子さんの制作部屋やトイレもお風呂も台所もお家の中を全部見せていただく。最後には「この家の中はどこを開けてもいいから自由に見てくださ〜い」と恒子さん。

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今回は一品持ち寄りだったので、恒子さんの手作りの料理と一緒にみんな持って来た料理をすてきな器に盛ってテーブルに並べ、乾杯!何を話して下さってもひたすら笑顔。明るくて愛情いっぱいで、人にも物にも仕事にも、すべて愛着を持つということこそ豊かだと話してくださったことが深く胸に届いた。

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食事の後で、和歌山県立近代美術館で開催された「自宅から美術館へ」の図録を見せていただきながら現代アートのことなどを伺った。それから自宅のことも。リビングの窓際に並んだ箱のこと、テレビが隠されている理由、脱衣場から洗濯物を投げ入れる便利な窓のこと、お風呂に浴槽が2つあることなど、住まいの専門家としての数々の工夫のお話はもう私のちいさな脳ミソに吸収しきれないほど大きな刺激の時間になった。モーネに集うみんなと一緒にこんな生きた課外授業の機会をもっと増やしてゆきたいなと思った。
by maane-news | 2013-09-16 12:30
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