500枚の富士山
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6月28日から始まる滋賀県での「切り紙」展に500枚の富士山を追加してほしいと父にはがきを渡したのは1月。でも、体力が落ちて来たこともあって以前の様に進まなかったけど、少しずつ切り貯めてくれた富士山を5月になって500枚を受け取った。多分、これが父から受け取る最後の切り紙になると思うと、富士山の表情が様々で、3,500枚以上もの富士山を見つめて来た時間が伝わってきて胸いっぱいになった。滋賀県での「楽しい切り紙」展では、1,500枚の富士山を飾ることが出来るので、それを父に見せたくて早くからやってきたのになぁ‥。車椅子で会場に連れて行って父に見せたいなと、まだまだあきらめない私。
たのしい切り紙 展 
会期:6月28日(木)-7月29日(日)10:00-18:00 休館日:月・火曜日
会場:滋賀県愛荘町立 びんてまりの館


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食事もあまり食べなくなった父に少しでも食べてもらうようにと、好きだったものを思い返しては、食卓に置く実験をしている。先日は、好きだったゆで卵を、ちょといい卵を買って柔らかめに茹でた。うっかりが多いのでマジックペンで“ゆで卵”と書いておく。「おいし〜い特別な卵のゆで卵よ」と私が言うと「いらん」と言われた。でも、私がシチューを作ってる間に3個あった卵が2個に減っていた。
今は一枚も紙を切らなくなってベッドで休む父のマッサージをしながら、切り紙話は一緒にする。父は目を閉じて聞く。あまのじゃくな父としつこい娘は、紙で繋がってるんだから、やっぱり3年間の切り紙時間があってほんとうによかったと思う。
by maane-news | 2012-06-08 12:30
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