父への感想文
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「たのしい切り紙」展の一ヶ月の会期中、井上の母にはノートを、父には官製はがきをコンピスのテーブルに置いて、来てくださった方に感想の言葉を書いていくださいとお願いした。
特に、父には毎日たくさんの人が切り紙を見てくれたことを届けたくて“はがき”という手段にした。郵便ポストに毎日感想が届いたら、離れていてもコンピスの時間が届くように思ったから、ギャラリーに来てくださった人を巻き込んで父への刺激を手伝っていただいた。
はがきが届き始めた頃「知らん人から、ようけはがきが来る」と父から電話があった。「お父さん、読んでよ。みんないいこと書いてくれてはるでしょ。展覧会を見た人が書いてくれてはるんよ。」と伝えた。その後は自分宛に届くはがきをうれしそうにヘルパーさん見せていたようで、そんなに楽しみにしてくれていたんだと分かって、全部で200枚以上も送ってくださった方々に感謝した。
先週、父が熱を出したので実家で三日間過ごした時、父は熱があるのに午後になるとポストを見に外にでて「今日は来とらん」と言う。「お父さん、もう展は終わったから来ないよ」と言っても次の日もポストを覗く。最近、体力が落ちた父への小さな運動と刺激になればと、コンピスの入り口にある切り紙コーナーに父宛に届くはがきを置こうと思う。コンピスで父の魚や深海魚の切り紙ノートを見てくださったら、どうぞ感想のことばを父に届けてくださいますか。
by maane-news | 2012-02-17 12:30
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