高知 その6‥田野町での寺子屋
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高知県安芸郡田野町、日本で2番目に小さな町だそうです。田野町でモーネ寺子屋をやることになったのは、写真家の公文美和さんの出身地だからです。公文さんのご両親は、ここでこども達やおばあちゃん達にいろんな刺激の集まりの活動をされていて、今回お声を掛けていただいたからです。高知市から東にある室戸岬に向かって車で約1時間の海を眺めながらのドライブ。何もない場所だと聞いていたのですが、その何もない場所が本当に気持ち良かったです。町を通るの長さ3㎞の国道はあっという間に通り過ぎてしまうほどの小さな町ですが、夜は月も星もきれいに見える澄み切った空。朝、散歩していれば、会うとみなさんが挨拶してくれたり、取れたてのお野菜をくれたり。東京から公文さんも帰って来てくださり、一緒の時間を過ごせて本当に幸せでした。

こども寺子屋は「羽のある虫を作る」。こども達と小学校の先生と合わせて33人が集まり、公民館の床でのもの作り。もう、最初からみんなワイワイガヤガヤ。トレーシングペーパーを破り始めると「うわ〜おもしれぇ〜」と叫ぶ男の子。「ねぇねぇ、二つ目も作っていい?」と腕をつかまれて訪ねられたり、いきなりスイッキオンで予定の2時間はフル回転。完成した虫たちはコスモス畑の前に吊るして一緒に記念撮影。

お昼を挟んで午後は70歳代、80歳代のおばあちゃん達31人に「包み紙であそぶ」と題した介護予防の寺子屋をさせていただいた。人生の先輩方を前にしてかなぁ〜り緊張したスタートでしたが、こども達と同じくあっと言う間に手が動き出してお礼状が出来、高知のおばあちゃんはお元気ですごいです。井上の母のお礼状の例を見せながら、作って、合評しての2時間は真剣に集中してくれたおばあちゃん達も私もクタクタに。おしまいは父の「魚」の切り抜きの話をしながら、お茶時間で終了しました。おばあちゃんたち、楽しんでもらえたかな。

人と出会って繋がって、こんな遠くで寺子屋が出来る事、本当に幸せでした。そして、遠い何もない場所には、一番大切なことが昔のまま残ってるように感じました。
by maane-news | 2010-09-22 12:35
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