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デイサービスでの切り紙カレンダー
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今月で1年になる大阪・茨木市のデイサービス「おこめ」での切り紙ワークショップ。
今年から新聞切り紙を出来るだけシンプルなモチーフで構成して、利用者さんだけで12ヶ月のカレンダーを仕上げられることを意識したワークショップを試みようと思っている。

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今回は2月のモチーフ『紅梅』。
梱包用の段ボールを細く切って梅の枝を描き、使う新聞紙の色は「赤」、モチーフは「まる」で作るというシンプルな組み立てで。
新聞紙という素材だからこそ、その人らしいぞれぞれの『紅梅』のカレンダーに仕上がった。

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すごくうれしかったのは、みなさんが次々にカレンダーを貼った壁の前まで見に来てくださったこと。「わ〜、机の上で見てるより上手にみえるねぇ」とか「みんなすごいねぇ〜」と、楽しい会話が飛び交ったこと。
新聞切り紙カレンダーの実験は作品を作るだけではなくて、デイサービスの利用者さんも職員さんも心からの言葉をキャッチボールができるからだと思う。

九州の宮崎大学の医学部で『医療における共感的コミュニケーション教育』を講義に取り入れられると聞いて、『共感的コミュニケーション』という言葉に、今までモーネがやってきたことと繋がってものすごく納得した。家族でも学校でも医療現場でも高齢者施設でも、『共に』というシンプルなことがものすごく大切なことだと思う。





by maane-news | 2017-01-12 12:30
切り抜き通信寺子屋1年目終了
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今年の「切り抜き通信寺子屋」1年生が終了しました。
ラストの三ヶ月は、ポストカードサイズのモノクロの紙でという処方箋。
どの時期にどんな刺激を渡すかで、ぐっと切り紙が伸びやかになるから面白い。
 
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1年目の最終回。モーネに届いたノートの切り抜きをいろいろな紙でにプリントしてトリミングし、10枚のポストカードに仕上げて渡している。
例えば、四角をモチーフにしていた人が、あるとき四角に穴が空いていて、それからずっと『穴のあいた四角』に向き合い、最後には野菜や果物のカードに発展した。
クロスでスタートした人が、ある時から『クロスの形で花』に膨らんだ。それぞれが作品ではなく、のんびりと想いをカタチにできたポストカードになる。続けた人は誰もが!!
切り抜きを始める頃には想像できない、その人だけの個性がじわっとにじみ出てくる1年間の継続の力からだと思う。
> 切り抜き通信通信1年生ポストカード


募集していた来年度の「切り抜き通信寺子屋」にも、たくさんの方が申し込んでくださり、ありがとうございました。
来年もまた新しい紙のキャッチボールを楽しみにしています。






by maane-news | 2016-12-15 12:30
切り抜き通信寺子屋・追加クラス募集のお知らせ
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先日開始した来年度の「切り抜き通信寺子屋」ですが、早くも定員を越えるお申し込みがありました。
たくさんの方がこの通信寺子屋に興味を持ってくださっていることがうれしいです。 
もちろん新たに申し込んでくださった方が大半ですが、2年間通信寺子屋を続けて今年で修了する通信生が、もう一回続けたいと申し込んでくださったり、同じく修了する生徒が次はこどもにもと申し込んでくれたりと、切り紙でのつながりや広がりを感じることができてほんとうにありがたいなぁ。
それで、先に書いたように、お申し込みの状況から来年は定員を増やして通信寺子屋を2クラスやることにしました。すでにお申し込みいただいている方を「1年A組」として、毎月のノートの提出日を別にした「1年B組」を追加で募集します。
クラスは違っても内容は変わりませんので、紙のキャッチボールに興味がある方はぜひ。

by maane-news | 2016-11-19 12:30
「切り抜き通信寺子屋」募集開始
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2017年度の「切り抜き通信寺子屋」の募集とお申し込みの受付けが始まりました。
「グラフィック工芸コース」は10期生募集が最後だったので、来年は「通信寺子屋」の募集だけになります。
遠くにお住まいの方やご都合でモーネに通えない人にも参加できる寺子屋をと始めましたが、毎年約20名の方から毎月送っていただく切り抜きノートと向き合って、気がつけば8年目を迎えることになりました。

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「切り抜き通信寺子屋」は、以下のように進めながら取り組んでいただきます。
まず、切り抜くモチーフ―自分の好きなカタチをひとつ決めます。
決めたモチーフをできるだけ毎日ひとつ切り抜いてノートに貼り、毎月ノートとモーネに送っていただきます。
モーネに届いたノートを見せていただき、一人一人それぞれの次回の切り抜きの方向を刺激する「処方箋」を添えてノートと共に送り返します。

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ノートには気がついたことを書いた付箋を貼ってお返しします。
一人で続けるのは難しいけど、手を動かして生み出された切り抜きの感想の言葉を受けとることでまた次に向かえる。こんな紙のやりとりの1年間続けることで、その人が持ってる個性に自分自身が気付いてゆく、そんなアナログな通信講座です。
来年一年間、多くの方に切り抜きと向き合っていただけるのを楽しみにお待ちしています。

*お申し込みほか、興味のある方は下記をご覧ください。









by maane-news | 2016-11-15 12:30
通信寺子屋のスクーリング
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モーネの文化祭と同時に開催していた「切り抜き通信展」の会期中「切り抜き通信寺子屋」の生徒さんや卒業生を対象にスクーリングを開講。
遠く栃木や熊本、名古屋、福井からも参加してくださった。
2年間の切り抜きノートのやりとりから一人一人のいろんなことを知っているような気がするけど、やっぱり実際に会うっていいなぁと思った。

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この日の『切り抜きノートからリネンに型染め』のスクーリングは、グラフィック工芸コースと同じプログラムで、午前10時から午後4時過ぎまでのハードワーク。
それぞれの2年間の切り抜きノートから図案を展開すると、みんなどこにも無い個性あるパターンが生まれた。継続の力は、やっぱりその人らしいすばらしい財産ができると思う。
この日作った生地は家に持ち帰り、どんなアイテムに生かされるのか、その報告の届くのが今から楽しみだ。

*「切り抜き通信寺子屋」の2017年度生を募集します。興味のある方は下記をご覧ください。






by maane-news | 2016-11-11 12:30
お知らせ
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拙著「老いの暮らしを変えるたのしい切り紙」が台湾で翻訳されて先月出版されました。
モーネの仲間のもの作りの本が何冊も翻訳されて出版されていますが、切り紙を通じた父とのコミュニケーションを書いた本が台湾の方にも読んでもらえることがほんとうにうれしくて、ぜひ多くの方に手にとっていただけるよう願っています。

また、出版を記念して、来年3月末に台北にあるレトロ印刷JAMで展示とワークショップを開催します。
台湾のみなさんとお目にかかれるのをとても楽しみにしています。
日時や詳しい内容は決まり次第お知らせします。

台灣的朋友,大家好!《老爸的剪紙課》(積木文化)這本講述如何以剪紙為契機,
促進長者和子女溝通的書籍,已經在台灣出版了!本書作者即將在2017年3月底
於台北「RETRO印刷JAM」舉辦紀念展和workshop手作教室等活動,邀請台灣朋友
一起來參與,期待與大家見面!(詳情將於日後公佈敬請期待)






by maane-news | 2016-11-09 12:30
デイサービスの切り紙カレンダー
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なかなかお知らせできていないのですが、両親がお世話になった介護のケアマネさんへの恩返しで、今年の1月から毎月大阪の茨木市にあるヘルパーハウス『駅前横町おこめ』さんへ「切り紙カレンダー」のワークショップに出向いている。
9月の切り紙のお題は「きのこ」
カレンダーの台紙は、モーネ寺子屋のグラフィック工芸コースでも使っているもので、ハガキは季節の印象の色を何色か持って行く。そして、切り紙の素材になるのは新聞紙。
この3つの組み合わせが、魔法のように高齢者の方々の切り紙を水彩画や油絵の具のように“本物”に仕上げてくれる。

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10月のお題は「紅葉」
時には前向きに切り紙をされない方もおられるので、のぞき窓のような「トリミングシート」を持参してゆく。

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台紙のハガキも、先月より秋が深くなった配色で。
型紙を使うとその人らしさが出ないとモーネの寺子屋では避けて来たけれど、人生の先輩たちは型紙を使ってもみなさんそれぞれの色になって現れる。
きっと、新聞紙という情報が印刷された“色紙”の力も大きいように思う。

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もう一カ所、切り紙ワークショップを開催させていただいている大阪高槻にある「晴耕雨読舎」にも先日「切り紙カレンダー」のワークショップに。
6月に伺った時、一年前のカレンダーの台紙を持って行ったハプニングがあったので、今回は12月のカレンダーでリベンジをと生徒たちと出掛けて来た。
冬野菜の緑が元気な畑。

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ここは、車椅子の方も前に出て、自分の作った作品をみんなに見せての合評時間がある。
そんなことができるデイサービスは、ほんとうにすばらしいと思う。
そして、どの人の作品もその解説?を聞くと爆笑の連続で、逆にみなさんから力をもらえる。

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最初の説明の時に、「みなさ〜ん、雪だるまを作られたことはありますか〜?」と尋ねたら、「かな〜〜り、昔」と返事。
なるほど確かに‥と、またみんなで大笑い。
それにしても、みなさんの作る雪だるまがものすごく個性的で、職員さんも驚く。
雪だるまのお腹がかまくらになってるとか、ウルトラマンみたいに顔だけの雪だるまやジャンプ雪だるまも。

この秋に伺った2カ所のデイサービスでの「切り紙カレンダー」で気がついたことがある。
このカレンダーは曜日も書いてないので、おそらく利用者さんにはカレンダーの役割は果たせてないように思う。
でも、出来上がったカレンダーを見ながらのお茶時間は、どちらもみんな満足げにじっと見てくださる。
こんなのが出来たんだって感じる心は、モーネのこども寺子屋と一緒で、いくつになってもどこでも同じなんだと思った。

デイサービスで作られたカレンダーを家に持ち帰ったら、家族がそれを褒めてくださって家に飾っていると聞いたが、この「切り紙カレンダー」は、ちょうど作品の“フレーム”の役割を果たしているかもしれない。
台紙のハガキの配色もテーマ毎にどんな紙にするか毎回かなり考えて選んでいる。
今回の雪だるまの白い紙は、市場用の資材屋さんで売られていたマグロのお刺身を包む紙。
少し半透明で柔らかい紙が、凍った雪のような仕上りになる。
背景のグレーの紙は、「モーネ好みの紙」と呼んでいるモーネでよく使う紙の中から選んだ。
色紙は、モーネのこども寺子屋で使ったの残り紙。
彩度が高いので小さくてもピリッと締まって見える。
これがデザインの力だと思う。
高齢者施設にも病院にも、デザインの役割が果たすことの出来る隙間がたくさんあると思うから、これからも切り紙を通じていろんな実験を続けて行きたいと思っている。







by maane-news | 2016-11-07 12:30
切り抜き通信寺子屋 展
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モーネの文化祭と同時に開催中の今年の「切り抜き通信寺子屋展」。
1年生は、今年1月から続けている9ヶ月間切抜いたノートを展示、2年生は、切り抜きモチーフから展開したカレンダーや本をそれぞれ展示しています。
「切り抜き通信寺子屋」は、素材の紙を見つけ、切ってノートに貼るというシンプルな手作業を積み重ね、続けるプログラムです。
教わる、習うというスタイルではなくて、続けることで今まで気づいていなかった自分自身の個性に気づくことができるユニークな通信講座です。
ずっと続けたみんなのノートから、少しずつそんなことが感じられて、これからどんなカタチになってゆくかとても楽しみです。
展示しているノートは、手にとって自由にご覧いただけますので、ぜひ会場でご覧になってください。

今月から、来年度の募集もスタートします。
3日(木)は、通信生対象で「切り抜きノートから型染めへの展開」のスクーリングを母屋で開催します。興味のある方は、1Fの母屋の方も覗いてくださいね。







by maane-news | 2016-11-02 12:30
切り抜きのつながり
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コンピスで始まったふたつの展示「ドウブツ・キリガミ展」と「Whose house?
二人ともモーネの切り抜き通信卒業生で、ノートに貼られた紙のやりとりからつながった世界が今回の展示に。
ふと思うのは、作品は紙だけなのにこんなに空間があたたかで心地よいのは、目に見えない作者の人柄が存在してるからだと。
スポーツ選手が高濃度酸素カプセルに入って身体を整えると聞いたことがあるが、今のコンピスは、そんな心地よい空気がいっぱいだと思う。
ふんわか上質な空気のコンピスにぜひお越しください。
9月17日(土)まで開催しています。*9/13(火)・14(水)は休み
> ドウブツ・キリガミ展/サトウアキコ
> Whose house?/Michiyo Sakaguchi


それから、西京極にある喫茶店サンビームでも、ドウブツキリガミ展を同時開催しています。
こちらも、ぜひおいしい食事とともに。
> サンビーム







by maane-news | 2016-09-13 12:30
高知・白菊園病院でのワークショップ
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高知の白菊園病院でのワークショップで四国に行く途中に香川にも立ち寄った。
雨模様の一日、雨の止んだ善通寺は人が少なくて、大楠さんを静かに見に行けた。
来年1月頃に出来る病院の本といつかの瀬戸内モーネをよろしくお願いしますと。

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“いつかの場所”から瀬戸内の海と島がどんな風に見えるか、そんな現実を無視したドライブはたのしい。

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翌日、高知は快晴。
どこまでも続く太平洋が目の前に広がる「白菊園病院」のロケーションにノックアウト。
今回のワークショップは、以前から高知でモーネの発信を繋いでくれている松田雅子さんが、病院の50周年の記念誌を手がけられたことがきっかけで実現することに。
ここは、一般の病院と高齢者施設が併設されていて、高知県では一番最初にリハビリに力を入れたセクションを設けられた病院だと伺った。
理事長さんご夫妻はじめ病院のみなさんがあたたかく出迎えてくださり、モーネの本や活動もよく知ってくださっていてほんとうに感動した。

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この病院には「制作室」と名付けられたホスピタルアートのセクションがあって、16才から看護師として働いておられた岡本室長さんが “病院を温かにする空間のもの作り”を長く続けておられて、お目にかかった時に「私は、もし落ちても大丈夫なように軽い物しか作りません。それとできるだけ身近にあるものを利用して。」と言われた言葉に、患者さんを想う看護師さんのもの作りの心にまた感動した。
パンチ穴をあけた荷造り用のバンド2色を組み合わせて作ったボール。
まるで芸大のリユースの課題みたいで、岡本室長のデザインの感性にもひかれた。

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「もの作りの作業中にボンドを拭いたティッシュをゴミ箱に捨てた時に思いついたのよ」と、トイレットペーパーをねじって生クリームにしたケーキ。
スポンジ部分も発泡スチロールを使っているからほんとうに軽い。
患者さんの誕生日に、ちょこっと側に置いてあげてますと、笑顔の室長。
病院の長い廊下の壁面も室長さんの作品で模様替えされてると伺って、日本のホスピタルアートがここにあることにも感動。

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午後から「病院内のやさしい対話の工夫」と題したモーネのスライドトークとワークショップ。
病院の看護師さんや職員さん以外に、他の病院で働く看護師さんやヘルパーさんも参加してくださり、誰でも参加できるようにされている志がすばらしいと思った。
40名あまりの方々との「新聞切り紙」のワークショップは、それぞれの現場で実践できる目線で伝えた。

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職員さんたちもみんなすごくいい笑顔で、元気だということが切り紙に溢れていた。
作った作品は、太平洋を背景にして。

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作った切り紙をカレンダーの台紙に貼って、みんなで記念撮影。
ワークショップが終わって慌ただしく片付けをして車に乗り込んだ。
理事長さんご夫妻、岡本室長さん、職員さんも、みなさんが玄関に並んでずっと見送ってくださり泣きそうになった。
ふと、以前も同じような気持ちになったことがあったなぁと、10年ほど前にデンマークの小学校でのワークショップを思い出した。
最初に挨拶にいった職員室で、私たちにコーヒーを淹れてくださったのが校長先生だったこと。それから、ワークショップが終わり教室から消えてしまった子供たちが、学校の門の所で並んで見送ってくれたあの時と同じだ。
そんなことを思い返しながら、何年かぶりの高知滞在でお腹も心も満たされて京都に戻りました。
お休みにも関わらず、お手伝いくださったりいろいろと準備をくださった白菊園病院のみなさんほんとうにありがとうございました。








by maane-news | 2016-07-01 12:30