父の切り抜き/番外編
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車いす生活の母の「富士山が見たい」という夢を叶えるべく父と共に河口湖への旅に出た。
残念ながら着いた日も次の日も富士山には雲がかかってなかなか顔を見せてくれないお天気に、父にモーネのみんなへのお土産に添える「富士山」を切り抜いてほしいとリクエストした。
「ちゃんとノリもハサミもハガキも、みんな持ってきたよ」と渡したら、「ちいさいハサミやなぁ」と文句をいいながら朝刊の水色部分を探して切り始めた。


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出来上がったハガキに貼られた富士山を見てびっくり!
新聞の端の日付が切り抜かれて富士山にかかる雪になっていた。新聞の日付はいくつも同じ箇所があるし、日付は旅の記念になる。「お父さん天才!」と最高の賞賛をしたら、「誰でも出来る」と、ほんとに素直じゃないなぁ…。


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父はいつものように大量に富士山を切り始めたが、新聞の青が少なかったらしく、ホテルのロビーにある青の面積の多い観光パンフレットをもらって来て、また何枚も富士山を切り抜いてくれた。デジカメを向けるとあれこれうるさいので、父がお風呂に入っている間に床に並べて、富士山の集合写真をパチリ。


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たくさんの富士山の切抜きの効果が出たのか、帰る日の朝きれいな富士山を見ることができた。
思わず父も大声で「見えたぞぉ!」と叫んだ。ようやく見えた富士山を部屋からしばらく眺めていたら小さな雲が流れてきては消えまた現れる。そんな雲の表情がかわいく見えたらしく、父は机にあった白い紙で雲を切って、昨日作ったハガキに貼った。実際に見ることって表現をこんなに豊かにするんだなぁとつくづく感じた。
何より富士山が顔を見せてくれて母の夢を叶えてくれたことに感謝した。
富士山って本当に美しくて大きい山だなぁ。


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by maane-news | 2010-06-04 12:31
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